サム・メンデス『アメリカン・ビューティー』を観た

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公開当時から観たいと思ってて見逃し続けてたやつ。いい映画。
登場する人物すべてがものすごい極端に戯画化されたキャラクターなのに、それぞれに切実さがあって作品として安っぽさがまったく生まれてないのがすごい。


ギャレス・エヴァンス『ザ・レイド』を観た

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『イコライザー』とは対照的にめちゃめちゃ傷だらけ血みどろの戦いでとにかく痛そうだった。とくにベランダから何回か下のベランダに落ちたシーンのダメージ描写が(いまいちどういうダメージなのかわからないながら)衝撃的だった。

とはいえ、こういう肉体派のアクションはあんまり乗れないな。


スパイク・ジョーンズ『her/世界でひとつの彼女』を観た

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これはちゃんと映画館で見たほうがいい映画だったな。少なくとも奥さんといっしょに観る映画ではなかった。AIの音声との恋愛というテーマに「手紙(の代筆)」の官能性を対応させるのはうまいなーと思った。

あとサントラがよかった。


アントワーン・フークア『イコライザー』を観た

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鋼鉄のデンゼル・ワシントンがまったく窮地に陥ることなくマフィアを壊滅する映画。なんというか、もうちょっとピンチに陥ってもいいんじゃないかと思った。最後だけラストミニッツレスキュー的な展開があるのがむしろわざとらしい。

一方で妙に丹念な日常描写はよかった。銃創を煮沸した純粋蜂蜜で処置するのは憧れ感ある。


平倉圭×細馬宏通×畠山宗明『「映画的」であるとはどのようなことか?』@ゲンロンカフェを観た

「映画的」であるとはどのようなことか? | ゲンロンカフェ

前回のゴダールトークが面白かったのでおなじく平倉×細馬×畠山の映画鼎談を聴いてきた。「ゼログラビティ」「マッドマックス」など話題作を引き合いに出しつついま改めて映画的であることを問う、というお題だったけど、「ゴダール以外に好きな映画は…あんまりない」と豪語する平倉さんはじめ3名がこの場で何の話をすべきかという焦点がないまま時間切れになった感があってゴダール回のような高揚感がなかったのは残念だったな。

『マッドマックス』と『ゼログラビティ』は監督が確信している映画の魂(アニマ)のありかたがまったく逆で、仮にフィルムには記録されなくても本物を本当にアクションさせることで魂が吹き込まれると考えるジョージミラー/『マッドマックス』に対し、アルフォンソ・キュアロン/『ゼログラビティ』はCGをはじめあらゆるコンポジットを完全に行い映像と観客の体験を一致させることで魂が吹き込まれると考えている、という平倉さんの分析はさすがだった。


クリス・コロンバス『ピクセル』を観た

映画『ピクセル』 | ソニー・ピクチャーズ

想像していたよりずっとコメディムービーで、ゲームうんぬんより最初から最後までふざけている感じの映画だった。ted2まだ見てないけど、シネコンで金のかかった3Dのコメディ映画が2本同時にかかってるのすごい。

あらためてオリジナルの短編も観てみたけど、「pixels」のアイデアの展開としてはやっぱり短編のほうがよくできてる。ピクセル化するだけじゃなくて、都市のルールがビデオゲームのルールに置き換えられていく過程も理にかなっているし(映画はこの辺はゆるくて、ゲームのキャラが出てるからいいでしょ感はいなめなかった)。

全体の80年代風味でなところでごまかされてるかもしれないけど、ゆるさとかたるさも味わいとしてけっこう楽しく観られた。ジャンクハンター吉田さんが執筆しているというプログラムは手に入れそびれたので忘れないうちに買いにいこう。


ウォルフガング・ペーターゼン『ネバーエンディング・ストーリー』を(1.5倍速で)観た

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WOWOWで『ネバーエンディング・ストーリー』が放映されていたのでどんな感じだっけと思って録画して奥さんと1.5倍速で観た。

あらめて観てこんな感想だった

  • オープニングのテーマソングが唐突(雑さに80’s感があるともいえる)
  • ファンタジーパートより80年代アメリカ白人家庭パートが印象に残っていた
  • 序盤で出てくるファンタージェンの住人が筋書き的にまったく無意味でひどい…
  • そうそう、馬が沼に沈むんだ
  • そうそう、亀のくしゃみで木から落ちるんだ
  • 小人のお茶&望遠鏡からスフィンクスのくだりはいま観てもちょっと憧れ感あるしいいシーンだなと思った
  • ファルコンの頭以外は記憶よりドラゴン(鱗)ぽかった
  • ミヒャエル・エンデが激怒したというエンディング(バスチアンがファルコンに乗っていじめっこに復讐する)はひでえなと思いつつやっぱり愛おしい雑さにも感じる

いまだったらレジェンダリー製作とかで完全映像化ができそうな気がするけど、やっぱり原作者サイドの許しが出なかったりするんだろうか。



SABU『うさぎドロップ』を観た

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原作漫画を読んでなかったので観ながら途中で出てくる謎のイメージダンスシーン(主人公の松山ケンイチが雑誌のページを凝視しているうちにそのページに写ったモデル(香里奈)とダンスをする妄想シーンが始まる)が原作になかったらすごいなーと思ってたんだけど、あとで調べたら原作にはぜんぜんないらしい。映画のシーンとしてもそのあと登場する香里奈役とのからみで関係するわけでもなく意味不明すぎる。特殊な事情があったのだろうか…それ以外のことをいいたくなる映画でもなかった。