World IA Day 2015 Japan の録画を観た

Tokyo, Japan - World IA Day 2015
World IA Day 2015 Japan - YouTube

そのうち見ようと思っていたWorld IA Day 2015の録画をYoutubeで観た。「弱いロボット」の岡田さんやetoさんのプレゼンはどのへんがIAなのかいまいちわからなかったというかそういう細かいことは別にいいよという感じなんだと思うけど、etoさんがクロストークで言っていた、いまはへんに強がるより絶妙な弱さを身につけてしれっと上にあがるようなやり方が一番クレバーだという指摘はそうだなーと思った。あと弱いアーキテクチャとゲームの話で「くまうた」について言及していたのもそうだよなーと思った。「弱いロボット」を読んでいちばん連想したのはゲームAIのキャラ付けのことだった。


Pyonkee

Pyonkee - iPadでビジュアルプログラミング

長男(小2)がゲームがつくってみたいというのでじゃあキッズプログラミング環境でも触ってみるかという話になった。いまどきはScratch Jrなのかしらと思ったらこれは低年齢(5〜7歳)むけでゲームのようなものは作れないみたい。iPadに本家のSkratchはないのか、たしか以前Appleにリジェクトされてたよなと思いつつ探していたらいまは「Pyonkee」というアプリがiPadでScratch互換の環境を提供しているみたい。UIがタッチの環境に最適化されていないので操作がかなり厳しいけどいちおう使えた。ひとまずスクリプト父親+アセット長男のチームでゲームっぽいものを数時間でつくってみたらかなり楽しめたようなので今度はちゃんとPCと参考書を用意してやってみることにした。

ちなみに「iPad Scratch」で画像検索するとiPadの引っかき傷の画像だけなのはちょっと笑った。


黒沢清『贖罪』を観た

連続ドラマW「贖罪」|WOWOWオンライン

年末WOWOWを契約してたときに一挙放送を録画していたもの。1話めを観ておおお…と思って最後まで観てみたんだけど全体としてはうーんと思った。前半の贖罪の立場は…

1話めのドレスを着た蒼井優と小泉今日子が橋の下で会うシーンがかっこよくて、あの現実離れした感じが毎回あるならいいなと思ったんだけどそういうドラマではなかった。



赤瀬達三『駅をデザインする』を読んだ

駅をデザインする (ちくま新書)
赤瀬 達三
筑摩書房
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この五十年ぐらいの間、多くの鉄道会社の駅づくりで、土木部門が本気で駅に集散する人々の快適さを考えたことはなかったのではないかと思う。

赤瀬達三 - 『駅をデザインする』

この本の写真で営団地下鉄時代のサインを久しぶりに見たけど、やっぱりよくできているなというのと、あらためて今の日本の主要駅のサインデザインは(この本でも徹底的に批判されているけど)ひどいというのを痛感した。でもそもそもサインデザインの問題ではなくて、駅に代表されるパブリックスペースについてのイメージや重要性の認識が乏しいのが問題なんだな(だからこの本は「駅をデザインする」なのだし)。



モルテン・ティルドゥム『イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密』を見た

映画『イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密』オフィシャルサイト

映画の日に見てきた。TOHOシネマズ渋谷では小さめのシアターにぼちぼちの入り。

アラン・チューリングが主人公の話、というくらいの事前情報だけで観にいったんだけど、思ってたよりずっとおもしろいエンターテイメント作品になっていた。フードを買って入ったのに目が離せず口にせずじまい。やたらとチューリング役のベネディクト・カンバーバッチのうなじが撮されるのが印象的だった。


谷口暁彦 個展『滲み出る板』を見た

谷口暁彦 個展「滲み出る板」 | Akihiko Taniguchi solo show “board ooze out”

会場のみどり荘が仕事場(松本弦人さんの事務所)のごく近くだったので鍵っ子といっしょに昼休みに歩いて行った。みどり荘自体がなんか味のある古いビルでおもしろかったのだけど、そういえば前の個展「思い過ごすものたち」の会場もすごい変なところで、夜ほんとうにここでいいのか不安を感じながら潰れた居酒屋のようなギャラリーに侵入したのを思い出した。

展示はここのところ谷口さんが使うモチーフ(食べ物や食器の高精細画像、フォトリアリスティックな3D空間と3Dスキャンされたスケールの狂った3Dモデル、天から吊られたiPadに映るカーテンのCG映像とそのiPadを揺らす扇風機)が混ざったような作品群と、中央に置かれた「滲み出る板」らしき作品。30度づつくらい往復回転している板の片面に作られた模型を撮したカメラの映像をもう片方のなにもない面にプロジェクターで映してあり、正直これだけ見るとどういう作品だといっていいのかわからない感じだったけど、コンピューターなしで(他の作品で使っている)CGみたいなものを作ろうとしているのかなとちょっと思った。


平倉圭×細馬宏通+畠山宗明「ゴダール、3D、そして運動――映画にとって「深さ」とはなにか?」を聴いた

平倉圭×細馬宏通 司会:畠山宗明「ゴダール、3D、そして運動――映画にとって「深さ」とはなにか?」@hirakurakei @kaerusan @gilledwhale | Peatix

楽しみにしていたトークイベントだけど、期待どおりすごく面白かった。平倉圭さん(不勉強ながら僕は今回初めて知ったのですが)がゴダールの映画のディテールやそれに対する細馬さんの分析について、本当に楽しくてたまらない、興奮が抑えられないというかんじの話しかたをされる方で、その平倉さんの熱狂を空回りさせないで絶妙のコメントでテンションをつなてていく細馬さんと司会の畠山さん三者のトークがほんとうに息があっていて音楽のライブのような快感があった。

同一カットでの複数の運動を多層化させることで現実とは異なるリアリティを構築するという映画の歴史が獲得した撮影と編集の技法を(3D以前でさえも)徹底的に推し進めたゴダールが、カメラや観客の視覚体験そのものが多層化された3D映画において何をしているのか。何がどう変で、どこまで意図されているのか。現実世界では同じような平面として認識される鏡とモニターが、3D映画のなかではまったく異なる「深さ」を持つことをさまざまなかかたちで見せているという指摘がすごくおもしろかった。後半の物語にまつわるメタファーの展開(犬・フランケンシュタイン・映画/自然・テクノロジー・編集)も圧巻だった。


『赤瀬川原平の芸術原論展』図録を(広島市現代美術館ミュージアムショップ通販で)買った

赤瀬川原平の芸術原論展/1960年代から現在まで - 広島市現代美術館

「芸術原論展」は千葉市美術館での開催中になんとか見に行けたんだけど、当然ながら図録は完売していて手に入れられなかった。なんとか買えないかなと思っていたら、3/27から始まった広島市現代美術館での巡回展に分配分が残っていてミュージアプショップの通販で購入できる(かも)という話を聞いたのでメールで問い合わせたら購入できた。

図録購入方法 - Hiroshima MOCA SHOP

まだぱらぱら見ただけだけど、赤瀬川さんの多面的な作品や仕事を図録というよりは雑誌の特集のように(しかしものすごい物量で)楽しいレイアウトでまとめてあって、やはり同じく大岡さんチームで手がけられている海洋堂関係のデザインワーク(とくに『海洋堂クロニクル』)と通じる感覚があるなと思った。あとでじっくり読もう。