東京国立近代美術館『高松次郎ミステリーズ』を観た

展覧会 高松次郎ミステリーズ (momat.go.jp)

去年から評判が高くていつか見に行こうと思っていた「高松次郎次郎ミステリーズ」、けっきょくぎりぎりで見に行った。僕は高松次郎の作品についてはハイレッド・センターのころの紐の作品以外はぜんぜん知らなくて、ハイレッド・センター展で「影」シリーズをはじめて見たくらいだったので、こんな興味をそそる作家だったのかーというのがはずかしながら新鮮だった。

あとなんというか、完全にドミトリーともきんすの世界だなーと思った。幾何や次元や射影があって、階段と部屋と本と椅子があって、最後にお菓子(?)があってという。


芸術新潮 2015年2月号『超芸術家赤瀬川原平の全宇宙』


ようやく手に入れて読んだ。赤瀬川原平さんは好きすぎる時期に「赤瀬川さんが亡くなるような時がきたらどう思うだろうか」ということを勝手に覚悟していたことがあって、亡くなったことの動揺がいくぶん少なかったなと思っていたのだけど、この特集が訃報以来いちばんしんみりしたな。

赤瀬川さんの場合は結論が比喩なんです。

林丈二

林丈二さんの「結論が比喩」という赤瀬川さん評がものすごい的確だなと思った。