『勝川俊雄×東浩紀「日本が漁業後進国になった理由』を観た

日本が漁業後進国になった理由 | ゲンロンカフェ


ニコ生のタイムシフトで観た。うなぎの状況とか日本の漁業の乱獲状況についてはなんとなく知っていたけど勝川さんの本は未読だったので、プレゼンで解説された日本の漁獲量の推移とその構造的な問題への無策ぶりと、他方の日本以外の世界(とくにノルウェー)との歴然たる差に唖然としてしまった。フィクションならバッドエンドに採用されるような極端さ。でもこれ現実だし、漁業だけの話ではないわけだけど。

ただ海洋資源というのはたとえば森林資源なんかと比べて休漁することで数年で爆発的に回復するし(禁漁していた福島では5年でヒラメが回復したとか)、漁獲量の規制と漁業者のインセンティブ設計を正しくなせばむしろ持続的な産業として成り立たせやすいものらしい(ノルウェーは海底油田は取り尽くせば終わるけど魚は管理すれば減らないからと政策として漁業に注力しているのだそう)。漁業はいろんな意味で耳目を集めないのでこういう可能性にも注目されないのだと勝川さんは言っていたけど、ほんとこれどうにかならないものなのだろうか。MOTTAINAIとか言ってる場合ではないな。