藤本健太郎『タイポさんぽ改: 路上の文字観察』を読んだ

タイポさんぽ改: 路上の文字観察
藤本 健太郎
誠文堂新光社
売り上げランキング: 49,840

誠文堂新光社版が出たときにこれ絶対おもしろいよなと思いつつなんとなく手が出ず、『タイポグラフィ・出会いがしら系』のpdfが限定販売されたときはさすがに買っておいたんだけど読まず、みたいなあんま積極的になれない藤本“ANI”健太郎さんのタイポさんぽシリーズ(新海誠さんとおなじくなんとなく初期から活動を知っている人に対する愛憎みたいな感覚なのかもしれない)なのだが、こないだ『文字の博覧会』に行ったときにようやく買った。

で読んでみるとまあ当然おもしろかった。「垂直型鉱脈」「カサブタイポ」「オハナライズ」とかいった路上観察学的な独自分類ネーミングの安定のおもしろみもある一方、藤本ANI氏ならではの、エンスー感というのか、やたらとデザイン・タイポグラフィ専門用語を駆使して手書きタイポを描写していくさまに独特の濃い味がある。