牧野武文『レトロハッカーズ』

レトロハッカーズ合本第1集
牧野武文 (2013-05-16)
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THE ZERO/ONEの『ハッカーの系譜』という連載がおもしろくてちょっと前にひととおり読んでいた。著者の牧野武文さんといえば僕は横井軍平さん関連の本を書かれてた方だなと認識していたんだけど、調べてみたら90年代から活躍されているテクニカルライターさんだったのね。で、『ハッカーの系譜』と同じ系統の電子書籍を『レトロハッカーズ』シリーズとして販売されているのを知ったので順番に読んでいる。

『レトロハッカーズ』は雑誌『ハッカーJAPAN』で連載されていたコラムをKDPでセルフパブリッシュしたものだそうで、バベッジ、エニグマ暗号、ニコラ・テスラといったいかにもな「ハッカー」はもちろん、伊能忠敬や早川徳次、三億円事件についてなど、ある種の技術の持つパズル的な側面と、そうしたものに惹かれる好奇心旺盛で大胆な発想を持った人々を分野を問わず紹介するという内容。鉄道、軍事、歴史などその手のマニアにとっては有名な話が多いのかなと思うけどさまざまな分野から「レトロハッカー」のウンチクが語られていてとてもおもしろい。いま合本版を4巻まで読んだところだけど、コラムごとに分冊もされてるので気になる話だけ探して読んでもいいのかも。おすすめです。