村上春樹『職業としての小説家』を読んだ

職業としての小説家 (Switch library)
村上春樹
スイッチパブリッシング (2015-09-10)
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めぐり合わせでなぜか職業としての絵師の話のつぎに『職業としての小説家』の話を読むことになった。奥さんが買ってたのを借りて読んだ。

自身のなかで完璧に答えが出ていることについての出力が完全にコントロールされたエッセイがつづくなかで、「学校について」という学校に代表される日本の硬直した社会とその閉塞感についてのエッセイだけは、テーマが本人だけで完結せず、また答えも出ていない問題なためか、わずかに書きぶりがコントロールされていない印象をうけた。

「有効に組み合わされた脈絡のない記憶」は、それ自体の直感を持ち、予見性を持つようになります。そしてそれこそが正しい物語の動力となるべきものです。

村上春樹 - 「さて、何を書けばいいのか?」