アニメ版『すべてがFになる』を観始めた

TVアニメ「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」

ちょうど直前にあった飲み会でそのへんの話題になって、「伊藤計劃とか森博嗣とかの作品ってビジュアライズされないことで成立する美学で構築されてるとこがあるから、映像化作品が成功するの難しそうだよなー」というような話をしていたのもあって、気になったので録画して観てみたら、意外といい感じだった。

なにがよかったかというと、全体のトーンがあんまキメキメじゃないほうに寄せてあるというか、僕はもうちょっと原作に耽美的なイメージを持っていたんだけど(いま確認したらドラマ版はどちらかというとそっちに振ってあったのかもしれない、見てないけど)、オープニングとかキャラクターデザインなどふくめ、いい意味で期待値を下げていて飲み込みやすかったんだと思う。とくに犀川教授がどっちかっていうとださいのがいい。地方大学の教授感があるというか。まあこれはそもそも僕が森博嗣を読んでたのが大学院生時代のみなのでそのころの記憶と結びついているからかもしれない。

それでいうとエンディングはややクールな世界観をキープしていてむしろ浮いているようにも見えるけど、あれはあれでウインドウのウィジェットがmotifぽくて90年代の工学部研究室マシンのデスクトップ感があったのがよかった。