藤森照信『人間と建築の歴史』を読んだ

人類と建築の歴史 (ちくまプリマー新書)
藤森 照信
筑摩書房
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帰省の新幹線内で読んだ。先日kindleでセールになってたときに買ってたやつ。amazon/kindleは基本あえて避けるようにしているんだけど(電子書籍プラットフォームはkinoppyがメイン)、セールで出物を見つけて買ってしまうというのは(古本以外では)いままであまりなかった本との出会いかたではあるな。

縄文建築家らしく内容の半分以上を縄文以前(新石器時代まで)に費やし、当時の環境とテクノロジー(石器により調達可能な建材)とから推察される「住まい」が生まれる瞬間と、原始宗教とその信仰のよりしろとしての「建築」が生まれる瞬間を描きだし、あとは信仰の対象が建築のかたちを決めるのだとしてモダニズム建築まで駆け抜ける。

信仰が建築やよりしろの形を定めるのだとすれば、いまの日本が完全に信仰をうしなった状態なのだというのがよくわかる。