『GEIDAI ANIMATION 06 DAWN 東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻 第六期生修了制作展』を観た

GEIDAI ANIMATION 06 DAWN 東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第六期生修了制作展

いつ行こうかなとおもったのだけど、榊原澄人さんのトークがあるという最終日にした。最終日だからか劇場は満席。ひさしぶりにアニメの上映会に来た感じがあった。

作品もなんというか「いいもの観た感」がある作品が多くて幸せな気分になった。好みでいうと、坂上直「その家の名前」(廃墟になった日本家屋の畳や障子、襖たちが自らを解体していくピクシレーション!)、幸洋子「ズドラーストヴィチェ!」(タイトルがどうしても覚えられない。奇妙なおじさんとの出会いを描いた明るく自由なアニメーション)、中谷由紀恵「I’m here」(音楽環境創造科の上水樽 力さんとの共同監督だそう。音楽と動きが協同するアブストラクトアニメーション。5.1ch版も聴いて/観てみたい)などが好きだった。

榊原澄人さんのスペシャルトークはちょっと短くて拍子抜けな感じではあった。新作シリーズの「É in MOTION No.2」は円周パノラマスクリーンでのループ上映のための作品とのことでタナカカツキさんの「イエス☆パノラーマ!」を思い出していたらちょうどカツキさんと対談したという告知もしてた。


デヴィッド・O・ラッセル『アメリカン・ハッスル』を観た

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この映画を観た人はだれでも言及すると思うけど、冒頭の主人公の禿頭ケアのシーンはふだんあまり目に触れない描写という意味ですごかった。その後頭髪についてはさほど触れられないんだけど、あの頭で夜明けまで過ごしたりしても大丈夫なのか…など余計なところでどきどきした。


ベン・スティラー『LIFE!』を観た

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グラフ雑誌「LIFE」の最終号の表紙を飾る「『LIFE』の真髄」を表すという紛失したネガをもとめてカメラマンを探す冒険の旅に出る…という話。去年 @twamura氏と飲んでいるときこの「LIFE!」の話になり、よく知らないで人間讃歌的な内容の映画かと思って「なんでそんなの観たの」と責めるようなことを言ってしまったのだけど、観てみたらわりと好きな映画だった…沢村君すまん。中盤で主人公がある決断に迷う場面で、そこにいるはずのないヒロインがアコギを抱えて突然現れ、主人公を励ます歌を歌うという場面があるのだけど、僕はこの手の音楽が劇中の文脈を超えて登場するタイプの演出が好きなのでここだけで五億点だった。

あとこれを奥さんと夜中に観てたらクライマックス(ユキヒョウのところ)に差し掛かったところで寝ていた子供がギャン泣きしはじめたのはかなりLIFE感あった。


デレク・シアンフランス『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』を観た

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「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ」というなんかかっこいいタイトルのおかげでどういう映画なのか想像しづらいなと思ったまま観た。あとで調べたら映画の舞台になっているニューヨーク州の都市「スケネクタディ」の語源になったモホーク語の英訳にあたるのだそう。

地味だけど惹きつけられる魅力のある作品でこういうのはちゃんと劇場で見たかったなと思った。前半のライアン・ゴスリングのやさぐれ純情っぷりと死に様が印象的。


第7回恵比寿映像祭「惑星で会いましょう」を見てきた

恵比寿映像祭

天気よいしもうすぐ終わっちゃいそうなので恵比寿映像祭に行ってきた。

ジョナサン・ミナード&ジェームズ・ジョージ「CLOUDS」は3D空間に展開されるジェネラティブアートやその開発者たちを3Dカメラで撮影しながらインタビューした映像をOculus Riftで好きなように見て回れるというインタラクティブ・ドキュメンタリー(!)で、評判は聞いていたけど体験してみると想像以上に刺激的だった。ちゃんと作りこまれた没入型のコンテンツはものすごい可能性あるな。

一般にいわゆるVRコンテンツとされるライド的なものとか異世界体験ではなくて、ノンフィクションとかドキュメンタリーにカテゴライズされるような映像でも、3Dカメラで撮影された実在感のある人物がVRゴーグルで目の前で語る体験になると(CLOUDSもすごい技術で実現してるんではたぶんなくてKinect程度のカメラで3Dとしては破綻しまくってるんだけど、それでも)対象への興味や理解がまったく変わるのが感じられておもしろい。ジェネラティブアートの抽象的なビジュアルスケープとインタビューが交錯する構成もよくてこの作品は題材的にも(技術的にも)素晴らしいということなんだろうけど。ただ回転率的に週末は大変そう。

あとやっぱり評判をきいていた瀬田なつき「5 windows 恵比寿特別編」もよかった。

会場に着いてガーデンプレイス中央の大型スクリーンで最初に1つめの作品を観た時は正直「あれ、これだけ?」という感想だったんだけど、ちゃんと各スポットの作品を見まわると散策の感覚や作品を見る場の雰囲気もあいまって非常に濃密な作品体験になった。今日の気候で観れたのは本当によかったなと。


ジャン=リュック・ゴダール『さらば、愛の言葉よ』を観た

細馬さんの出るゲンロンカフェでのゴダール3D対談 に行きたいからさすがに事前に見ておきたいなと思って無理やりシネスイッチ銀座でゴダールの3D映画『さらば、愛の言葉よ』を観た。タイムテーブル見たら2月中に終わっちゃうみたいだったから慌てたんだけど3/6までやってるみたい。

シネスイッチ銀座の3D上映はシネコンなんかと方式が違うのか100円の3Dメガネか400円のメガネにクリップオンする3Dフィルターかを購入する方式になっていて、メガネフィルターは珍しいから買おうかと思ったんだけど、シネスイッチ銀座に来る機会はそうなさそうだし100円のほうを買った(100円メガネをメガネの上にかけてもそんなに問題なかった)。

映画のほうはこんな不まじめな3D映画初めて観たという感じ。3D映像と既存の映画の演出技法の齟齬(とその可能性)は前から気になっていたので字幕が3Dで重なる手法とか片目だけカメラがパンする手法などは観ていて喝采したくなった。一回ではとても咀嚼しきれない。ゲンロンカフェのトークも楽しみ。


吉浦康裕『イヴの時間 劇場版』を観た

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吉浦監督の新作『サカサマのパテマ』もそうだったけど、ものすごい変なとことものすごいベタなとこがまぜこぜになっててなんか酩酊感がある。

なんかいわゆるアニメの演出家と違うかんじがあるなと思ってプロフィールを観ていたらDoGA CGAコンテスト出身の方でなんか納得だった。そういえば受賞作の「水のコトバ」も観たことあった。



高橋滋春・ウシロシンジ『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』を観た

妖怪ウォッチは子供(と奥さん)がプレイするのをのぞき見するくらいしかしてないのであんま思い入れもないのだけど、子供が映画をもう一回見たい(封切り直後に一度奥さんと見に行っている)というのでいっしょに行ってみた。土曜日とはいえ劇場はまだ9割埋まってた(ダークニャンメダルもまだあった)。

うーむ。小学生(おもに低学年)向けなのでこんな感じなんだろうけど、1つくらいおおっと思うような部分があってもいいんじゃないかなと思ったな。くまモンがなんだかよくわからない感じで何度も登場するのは変な感じではあったけど、これはむしろ言及したくない感じだ。


吉田恵輔 『ばしゃ馬さんとビックマウス』を観た


しかしこれは当然なんだけど、現代劇でシナリオなり小説なりの執筆のシーンを撮る場合、どうしたって役者が向き合うのはノートパソコンのWordにならざるをえないのだなと。どうも必死で創作している感じになりにくい。馬淵さんが居酒屋の外のパイプ椅子でノート広げてたとこはよかった。

作品全体としてはちょっと期待しすぎたのか全体に乗れない感じだった。