赤堀雅秋『葛城事件』を観た

映画『葛城事件』公式サイト


WOWOWで録画してたやつを観た。陰惨な話だと聞いていたけど想像以上につらかったのは自分が男兄弟の長男で子供も男兄弟なのでまったく他人事に思えなかったから。ため息しか出ない。

とはいえ、問題の見て見ぬふりを続ける家族のありようを過剰な演出なしで日常の延長線上のものとして描ききっているのには感服。


ドゥニ・ヴィルヌーヴ『ブレードランナー2049』を観た

映画『ブレードランナー2049』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ


ブレードランナーはなんというか先輩の映画って感じで、LDで何度も見せてもらったなーという思い出はあるけどあんまり個人的な思い入れはなく、どちらかというとヴィルヌーヴ監督の前作『メッセージ』がよかったのでそっちの期待が大きかった。それでいうと僕は映画としては『メッセージ』のほうが好きかなという感じだけど、とりあえずこの映画の話を先輩としなきゃって感じかな。

ブレードランナー的なヴィジョンは僕なんかはアニメやゲームでおもにインストールしているわけだけど、『ブレードランナー2049』は映画として際立つヴィジョンが提示されてたのはよかったと思う。ラブシーンのとこ3Dで観てみたいのでIMAX3Dやってるうちにもう一度観たい。


ヘンリク・ルンデ、ヤコブ・イェルゲンセン『オラファー・エリアソン 視覚と知覚』を観た

映画『オラファー・エリアソン 視覚と知覚』公式サイト


観るでしょと思いつつうかうかしてたら終わりそうだったのであわててUPLINKに行った。UPLINKで映画観るの久しぶりだなあ。椅子がいわゆる映画館の椅子じゃないの忘れててそうだったなーと思った。映画は2008年の「ザ・ニューヨークシティ・ウォーター・フォールズ」の制作を進めるオラファーと彼のスタジオを追うドキュメンタリーで映画そのものも2009年公開のものだそう(オラファーの使っているMacがユニボディ以前のものだったのが時代を感じさせた)。オラファー・エリアソンはトム・クルーズ的と言えそうな(完全な自己プロデュース能力を持っているであろう)ハンサムガイで本人はいままで見たことなかったと思うけど初めて見た気がしなかった。オラファー自身が観客に向かって観客がいま見ている光学現象とその知覚について語るシークエンスもあったりして(原題は『Space is Process』だけど、これは白く四角いだけのスクリーンにオラファーがフレームインしてくることで、平面に見えていたスクリーンに空間が生まれる…という冒頭のシークエンスから取ったもの)気が利いててよかった。



セオドア・メルフィ『ドリーム』を観た

映画『ドリーム』オフィシャルサイト - 20世紀フォックス


素晴らしかった。TOHOシネマズ新宿では超でかいスクリーンでかかってて最高。早めに観に行くべき。

しかしやっぱり少なくとも「ドリーム」ではないな。リアリストたちの話で、宇宙というリアリズムの世界でリアリストたちが席を見つけたという話なんだと思う。


『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション 1』を観た

映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』


映画の日に。ダンケルクかベイビードライバーもっかい観ようかなと思いつつ時間が合わなかったので観れるやつのなかから選んだ映画だったんだけど、これは劇場で観てよかった。冒頭から30分ほどのテンションの高い新作パートの福眼感の高さと、アホかと思うような構成のTVシリーズ再編集パート。奇をてらっているというよりも純粋に作りたいものを精度高く作ったというベテランDJのロングミックスになってて楽しかった。

こっちのアクスペリエンス7MVのほうが作品の印象に近い


ヨン・サンホ『新感染 ファイナル・エクスプレス』を観た

映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』公式サイト


なるほど完成されておもしろい映画だったんだけど、評判にあおられすぎてちょっと冷めた気持ちで観てしまってもったいなかった。ラストシーンの展開と終盤出てくる燃える機関車がすごいかっこよかったのには非常にぐっときた。


クリストファー・ノーラン『ダンケルク』を観た

映画『ダンケルク』オフィシャルサイト


筋らしい筋がない映画なのもあるけど(あと終盤は重低音が鳴りっぱなしで物理的に揺らされてたのもあるけど)、鑑賞後の印象が形を成さず痺れがずっと続いているようだった。もう一回くらい観ないとよくわからないな。いっこ思ったのは戦争映画って必然的に若者映画になるんだなということ。

ノーランの記号的演出極まれりという劇伴も今作の魅力だと思うけど、あの危機の場面で流れる曲(圧迫的なノイズが断続的に鳴るやつ)がすごいわかりやすくて好きだった。ダンケルク観た人と酒飲みながら「人生でいちばんあの曲がなってたのはどの瞬間か」という話がしたい。


M・ナイト・シャマラン『ヴィジット』を観た

ヴィジット | WOWOWオンライン


いちおうスリラー的な映画になるんだろうけど、なんというか「夏休みもの」というか、姉弟が過ごした楽しかったり怖かったりした(大概な怖さだけど)日々を綴った映画としてぐっときた(『ほとりの朔子』もこれだな)。あと映画をつくる映画だしね。弟のフリースタイルラップに持っていかれている部分も多分にあるけど。


エドガー・ライト『ベイビー・ドライバー』を観た

映画『ベイビー・ドライバー』オフィシャルサイト|ソニー・ピクチャーズ


これもようやく観れた。文句なしに面白い映画で満足。しかし『ラ・ラ・ランド』もそうだけど、時代設定は現代なのに車まわりの描写だけがオールドスクールになってる(部分が多い)のはどういうことなのかな。そうしないとロマンチックにならないのかな。