『佐藤大×さやわか×東浩紀「サイバーパンク・リバイバルーー復活した没入(ジャック・イン)的想像力とその可能性」【さやわか式☆現代文化論 #30】』を観た

サイバーパンク・リバイバル – ゲンロンカフェ


これ観た。終始スケールの大きいバカ話という感じでおもしろかった。佐藤大さんがいってた「ブレードランナーは映画の内容よりも、さまざまな事情から無数のバージョンが生まれ、内容に矛盾が生じていたりなんなら結末まで変わってしまっているという状況が一番ディック的」だという看破がよかったな。

あとサイバーパンク的なイメージの需要と供給が一致しているのがゲームの世界だというのはそうなんだろうな。「Detroit becomes human」や「The last night」は実際のところどうなるのか(トークでは「ゲームそのものより『ゲームの予告編』がいちばんサイバーパンクしている(本編は期待したほどでないことが多い)」という話が出ていた)。


ゲンロンカフェ『石田英敬 × 東浩紀 一般文字学は可能か ──記号論と脳科学の新しい展開をめぐって』を観た

一般文字学は可能か | ゲンロンカフェ


これ観た。マーク・チャンギージーの文字の研究は『ひとの目、驚異の進化』を前読んだので知ってた。『ひとの目〜』はイベントでもものすごいリアクションが起きていた地球人の文字と自然界のパターン統計についてのの研究以外でも、うなるようなアイデアの研究がものすごいたくさん載っているので絶対読むべき。

ひとの目、驚異の進化 マーク・チャンギージー著

イベントのほうはこうした科学の最新成果をもとに哲学(記号論)をアップデートする必要があるよね、という問題意識からの古典の読み解きが示されていて興味深かった。ちょうど今積んでいた三宅陽一郎さんの『人工知能のための哲学塾』も読み進めているんだけどこの本は人工知能の概念をアップデートするために哲学の成果をもっと取り入れるべきという本で、全く対称的なアプローチの思索を同じタイミングで触れられてラッキーだった。


『三浦瑠麗×津田大介×東浩紀「2017年、世界はどこへ向かうのか——──『「トランプ時代」の新世界秩序 』(潮新書)刊行記念トーク」』を観た

2017年、世界はどこへ向かうのか | ゲンロンカフェ


これタイムシフトで観た。刊行記念トークという枠だったからかあんまり話題が展開しなくて、その意味では前回(三浦瑠麗×津田大介×東浩紀「日本の未来とポピュリズム」)のほうがおもしろかった。


ゲンロンカフェ『佐々木敦 × 土居伸彰 アニメーション的想像力の現在:ノルシュテインから『この世界の片隅に』まで』を聴いた

アニメーション的想像力の現在:ノルシュテインから『この世界の片隅に』まで | ゲンロンカフェ


ゲンロンカフェ現地で拝聴。最初に土居さんの著書『個人的なハーモニー』の内容についての1時間にわたるかなり詳細な解説(佐々木さんが「急に学会発表っぽい雰囲気になってた」と言うくらいに)があり、そのあと自身が「アニメーションについてはまったくなにも知らない」という佐々木さんもたまたま観たという2016年の日本アニメ『君の名は。』『この世界の片隅の片隅に』あたりと本の内容との関連についてのトークになった。

『個人的なハーモニー』は僕は今読み途中だけど、どこを読んでも2016年のアニメ映画(土居さんは上記2作に加え『聲の形』も挙げていた)の内容と呼応するところがあり、実際「世界の片隅」という言葉は本の中でも使われている(土居さんは「売れるといいなと思って」入れたとおっしゃっていたけど、そもそもこうの史代作品が好きだということもあったとのこと)くらいなのだけど、でもこのタイミングでその関連を語るのはベタすぎるよねという感じもあるので、土居さんご本人からその件について聞けたのはよかった。土居さんとしてはとても勇気づけられる一方で、本来ひそやかなものとして受容されることしか考えられないような「個人的」なアニメーションと同質の要素が感じれる作品がだれも予想していなかったようなヒットになっている事態には恐ろしさも感じるとのこと。そりゃそうだよなー。他方でこのアニメーションの環境変化(とくに従来路線の個人制作のアニメーションを巡る状況は年々悪くなっているので)には対応する必要があるだろうとも。


『勝川俊雄×東浩紀「日本が漁業後進国になった理由』を観た

日本が漁業後進国になった理由 | ゲンロンカフェ


ニコ生のタイムシフトで観た。うなぎの状況とか日本の漁業の乱獲状況についてはなんとなく知っていたけど勝川さんの本は未読だったので、プレゼンで解説された日本の漁獲量の推移とその構造的な問題への無策ぶりと、他方の日本以外の世界(とくにノルウェー)との歴然たる差に唖然としてしまった。フィクションならバッドエンドに採用されるような極端さ。でもこれ現実だし、漁業だけの話ではないわけだけど。

ただ海洋資源というのはたとえば森林資源なんかと比べて休漁することで数年で爆発的に回復するし(禁漁していた福島では5年でヒラメが回復したとか)、漁獲量の規制と漁業者のインセンティブ設計を正しくなせばむしろ持続的な産業として成り立たせやすいものらしい(ノルウェーは海底油田は取り尽くせば終わるけど魚は管理すれば減らないからと政策として漁業に注力しているのだそう)。漁業はいろんな意味で耳目を集めないのでこういう可能性にも注目されないのだと勝川さんは言っていたけど、ほんとこれどうにかならないものなのだろうか。MOTTAINAIとか言ってる場合ではないな。


『大澤聡×杉田俊介×東浩紀「批評と運動のあいだで——ゼロ年代、ロスジェネ、非モテ」【論壇の現在地

批評と運動のあいだで | ゲンロンカフェ

これニコ生で観た。柄谷行人の評価の話とか今年のアニメ映画の評価の話とかもあって興味深かったけど、メインの本質的な話題がおもしろかった。

本来はマジョリティも持っている「弱さ」にいかに言葉を与え、個別的に救いうるかについて考えず、マイノリティがその当事者性のみを訴えることが続くと、結果的にマジョリティによる決断主義的な逆ギレが起き、マイノリティさえ救えなくなる。当事者性を離れた「弱さ」の擁護に、文学や批評の本来の役割があるのではないか、と繰り返す東さんの話はもっともで、杉田さんの本『非モテの品格』のタイトルのなんとのな感じとは別の内容があるようなので読んでみたい。


『井上明人×さやわか「ポケモンGOは社会を/ゲームをどう変えたか」【さやわか式☆現代文化論

ポケモンGOは社会を/ゲームをどう変えたか | ゲンロンカフェ


子供を寝かせながら聴いた。ポケモンGOはとにかくゲーム(コンテンツ)としてではなくTwitterとかニコニコ動画と同じようなプラットフォームに対するような語りかたしかできないというのがよくわかった。同じような社会現象化したコンテンツとして『シン・ゴジラ』なり『君の名は。』があるとして同じように語れるかというとそうでもなくて、映画館みたいな特定の場所に人が殺到するようなことではなく、あらゆる場所であらゆることが起きる可能性があり、そこに人が集まる(それが可視化される)ことのインパクトというのがあるんだろうな。


『三浦瑠麗×津田大介×東浩紀「日本の未来とポピュリズム」』を観た

日本の未来とポピュリズム | ゲンロンカフェ

これ観た。三浦瑠麗さんてわりと最近知って朝生とかテレビ出演なども観たことがなかったんだけど、頭いいだけじゃなくて言語化能力が圧倒的に高くて話を聞いてて気持ちいい。日本の地方自治再編成やベーシックインカムの考え方など、東さんとやや意見が異なる問題での双方の考え方の違いが興味深かった。


ゲンロンカフェ『江渡浩一郎 × くとの × 東浩紀 学問とニコニコの交差点 ──『ニコニコ学会βのつくりかた』刊行記念イベント』を観た

学問とニコニコの交差点 | ゲンロンカフェ

会場行きたかったんだけど(参加者少なかったようだし)、土曜日だったので子供を寝かせながらニコ生で聴いた。それにしてもニコニコ動画/生放送のアプリはいらいらするな。他のすべてに目をつぶるから視聴履歴をちゃんと残してほしい。

盛り上げようと(?)硬軟するどくつっこむ東さんと、その東さんのコメントに「いい質問ですね」「めっちゃおもしろいですね」と言いつつめっちゃ冷静な感じの江渡さん、という二人だけだとけっこう息の詰まるやり取りになりそうなところ、異性装や口調や問題意識など総合的にいい意味で「研究室にいる元気のいい学生」ぽい(実際には僕と同じくらいの年齢だそうなので学生という立場でもないんだと思いますが)くとのさんが混ざることで適度なかたさのいいイベントになってたと思った。


「大森望×円城塔×東浩紀「テクノロジーと文学のゆくえ——小説をプログラミングする」@ゲンロンカフェを観た

【生放送】大森望×円城塔×東浩紀「テクノロジーと文学のゆくえ——小説をプログラミングする」【大森望のSF喫茶 #18】 @nzm @enjoetoh @hazuma - 2015/10/24 19:00開始 - ニコニコ生放送

札幌のホテルでタイムシフトで観た。いちおうちょっと電子書籍の話があったりとか、日本語の表記ゆれの話があったりとか、札幌にいる文脈とちょっと連動してておもしろかった。トークとしてはそれほど盛り上がってた感じでもないけど。

エピローグ/プロローグ買って読もうかな。

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