読書猿『アイデア大全』を読んだ

『アイデア大全』


もともとは電子書籍版(Kindle/KOBO)の出来がよいという話をきいたのでKindleで買ってみて読んだんだけど、すごい面白かった。古今東西の発想法を紹介しつつ、それら発想法のルーツや他の発想法、学問、人文知とのつながりを探ること、つまり発想法的な手法で発想法そのものについての視点を変え、視野をひろげ、新たな発想へと導くための本になっている。読書猿さんのblogでの解説も素晴らしかった。

電子書籍としての出来のほうは、紙本の黄色い塊のような装丁を再現しようとたしかに頑張ってる…のは確かだけどこの方向(Kindleでできる限り凝る)はやっぱり限界あるなーと思った。


クレイグ・モド『僕らの時代の本』

ぼくらの時代の本
ぼくらの時代の本
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クレイグ・モド
ボイジャー (2014-12-15)
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クレイグ・モドさんのこの本がいいのは、こうでなくてはいけないとか、このままではダメだみたいな脅迫的なところがなくって、すでにわれわれが手にしている紙の本の世界の心躍るところと、おなじくわれわれが手にしているデジタルデータとネットの世界の心躍るところを両方活かした「われらの時代の本(の現在進行形)」を言論と実践で描き出そうとしているところだと思う。ベストプラクティス志向っていうか。

やっぱり本のなかで一番おもしろいのはキックスターターでの実践のところだと思う。まだクラウドファンディングのプロジェクトをしたことがないので細かい方法論がすごく明確でまんまとクラウドファンディングやってみたくなった(やったら絶対大変だと思うけど)。