クレイグ・モド『僕らの時代の本』

ぼくらの時代の本
ぼくらの時代の本
posted with amazlet at 15.04.17
クレイグ・モド
ボイジャー (2014-12-15)
売り上げランキング: 217,493

クレイグ・モドさんのこの本がいいのは、こうでなくてはいけないとか、このままではダメだみたいな脅迫的なところがなくって、すでにわれわれが手にしている紙の本の世界の心躍るところと、おなじくわれわれが手にしているデジタルデータとネットの世界の心躍るところを両方活かした「われらの時代の本(の現在進行形)」を言論と実践で描き出そうとしているところだと思う。ベストプラクティス志向っていうか。

やっぱり本のなかで一番おもしろいのはキックスターターでの実践のところだと思う。まだクラウドファンディングのプロジェクトをしたことがないので細かい方法論がすごく明確でまんまとクラウドファンディングやってみたくなった(やったら絶対大変だと思うけど)。


名和晃平『FORCE』を観た

SCAI THE BATHHOUSE | Exhibitions | 現在の企画展 | 名和晃平 「FORCE」

小学生のころ、図工の版画で使う黒インクが好きだったのを思い出した。深い黒と鋭いハイライト。張り付いた面をはがすときの裂けるような音と模様、滴が黒い糸のように細く高速でからまりまだ平滑な面に戻っていく感じ。濃い匂い。

匂いはなかったけど(着色して粘度を調節したシリコンオイルらしい)黒インクのかっこよさ(スペーシーな感じ)を全面展開した作品群でとてもよかった。


全自動コーヒーメーカー

Panasonic  【全自動】沸騰浄水コーヒーメーカー ブラック NC-A56-K
パナソニック(Panasonic) (2014-10-20)
売り上げランキング: 565

去年の10月くらいから家でこのコーヒーメーカーを使っている。豆を挽いたあとに抽出中にミル内にお湯を噴射してミル内に付着したコーヒー粉を流すので洗浄がほとんどいらないのが売りのやつ。もともと家のコーヒーはネスプレッソのカプセル式のマシンで入れていたんだけど、1つでの抽出量が少ないのもあって毎朝夫婦で4つづつ飲むみたいになっててまあいいんだけどどうなんだというのと、ためしに手入れのドリップコーヒーにしてみたらたくさん飲めるし冷えてもおいしいしいいねということになってマシンを買い換えた。

このマシン、最初びっくりしたのは何度入れても味のしないまずいコーヒーができ続けたこと。説明書には購入後は1,2回湯通ししろとあったのでそれをして、あと設定とかミルのフィルターのタイプとか水の量とか豆でとか粉でとかどんなにいろいろしてもカップベンダーでももうちょっと味があるというコーヒーしかできなかったので絶望しかけたのだけど、その後きっかけもなく改善した。機械油とか離型剤とかそいういう製造過程の不純物の問題だったのかもしれないけど、ミルを使わない粉を使ったときも変だったのでコーヒーサーバーの蓋に付いている活性炭フィルタが効きすぎたみたいなことかなと思っている。

いまは普通においしい(といってもそんなにコーヒーにこだわりないので一般的にはどうかわからないけど)コーヒーができる。


World IA Day 2015 Japan の録画を観た

Tokyo, Japan - World IA Day 2015
World IA Day 2015 Japan - YouTube

そのうち見ようと思っていたWorld IA Day 2015の録画をYoutubeで観た。「弱いロボット」の岡田さんやetoさんのプレゼンはどのへんがIAなのかいまいちわからなかったというかそういう細かいことは別にいいよという感じなんだと思うけど、etoさんがクロストークで言っていた、いまはへんに強がるより絶妙な弱さを身につけてしれっと上にあがるようなやり方が一番クレバーだという指摘はそうだなーと思った。あと弱いアーキテクチャとゲームの話で「くまうた」について言及していたのもそうだよなーと思った。「弱いロボット」を読んでいちばん連想したのはゲームAIのキャラ付けのことだった。


Pyonkee

Pyonkee - iPadでビジュアルプログラミング

長男(小2)がゲームがつくってみたいというのでじゃあキッズプログラミング環境でも触ってみるかという話になった。いまどきはScratch Jrなのかしらと思ったらこれは低年齢(5〜7歳)むけでゲームのようなものは作れないみたい。iPadに本家のSkratchはないのか、たしか以前Appleにリジェクトされてたよなと思いつつ探していたらいまは「Pyonkee」というアプリがiPadでScratch互換の環境を提供しているみたい。UIがタッチの環境に最適化されていないので操作がかなり厳しいけどいちおう使えた。ひとまずスクリプト父親+アセット長男のチームでゲームっぽいものを数時間でつくってみたらかなり楽しめたようなので今度はちゃんとPCと参考書を用意してやってみることにした。

ちなみに「iPad Scratch」で画像検索するとiPadの引っかき傷の画像だけなのはちょっと笑った。


黒沢清『贖罪』を観た

連続ドラマW「贖罪」|WOWOWオンライン

年末WOWOWを契約してたときに一挙放送を録画していたもの。1話めを観ておおお…と思って最後まで観てみたんだけど全体としてはうーんと思った。前半の贖罪の立場は…

1話めのドレスを着た蒼井優と小泉今日子が橋の下で会うシーンがかっこよくて、あの現実離れした感じが毎回あるならいいなと思ったんだけどそういうドラマではなかった。



赤瀬達三『駅をデザインする』を読んだ

駅をデザインする (ちくま新書)
赤瀬 達三
筑摩書房
売り上げランキング: 6,319

この五十年ぐらいの間、多くの鉄道会社の駅づくりで、土木部門が本気で駅に集散する人々の快適さを考えたことはなかったのではないかと思う。

赤瀬達三 - 『駅をデザインする』

この本の写真で営団地下鉄時代のサインを久しぶりに見たけど、やっぱりよくできているなというのと、あらためて今の日本の主要駅のサインデザインは(この本でも徹底的に批判されているけど)ひどいというのを痛感した。でもそもそもサインデザインの問題ではなくて、駅に代表されるパブリックスペースについてのイメージや重要性の認識が乏しいのが問題なんだな(だからこの本は「駅をデザインする」なのだし)。



モルテン・ティルドゥム『イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密』を見た

映画『イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密』オフィシャルサイト

映画の日に見てきた。TOHOシネマズ渋谷では小さめのシアターにぼちぼちの入り。

アラン・チューリングが主人公の話、というくらいの事前情報だけで観にいったんだけど、思ってたよりずっとおもしろいエンターテイメント作品になっていた。フードを買って入ったのに目が離せず口にせずじまい。やたらとチューリング役のベネディクト・カンバーバッチのうなじが撮されるのが印象的だった。