ジョン・ワッツ『スパイダーマン:ホームカミング』を観た

映画『スパイダーマン:ホームカミング』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ


観てきた。スパイダーマン経験的にはサム・ライミ版は1と2をリアルタイムで観てとくに2はすごい感銘を受けたんだけど、3にはあんま乗れず脱落してアメージングは全然観ていない。ジョン・ワッツ版っていうかMCU版の本作はかなり思い切ってハイスクールものになってて成長やヒーローの陰の部分を描かれないけどまあ楽しいよねーという感じだった。「ホームカミング」ってサブタイトルがまさに学園ものに徹していることを示してるんだとおもうけど、ソニーピクチャーズから引っ越しして(エンドクレジットの「BE MOVED」も楽しかった)マーベルのコントロール下に返り咲いたという意味もあるのかな。

奥さんが未体験だというのでMX4Dで観たんだけど、手前の人物を肩をなめた対話構図で手前の人物が字幕(おそらくオンスクリーンの定位)よりも手前側(より飛び出す位置)に見えるように視差がつけられたカットがけっこうあり、これだとそのシーンで話されているダイアローグの字幕が物質化して対話している自分物の間にあるように見えるので、なんかちょっと不思議だった。


今井大輔『セツナフリック』

今井大輔 | セツナフリック | Champion タップ!


新しめのSF漫画を探そうとこないだコミックナタリーの検索結果をしらみつぶしに見てたんだけど、それで見つけた7月にChampionタップで新連載になってた漫画。1話(自分の運が数値化されて自分の好きなタイミングでその運ポイントを使うことができる世界の話)も面白かったんだけど、ちょうど今日配信されてた2話(遺伝子レベルでの相性のいい相手が見つかる婚活サイトを使う女性の話)もおもしろかった。


『変態アニメーションナイト2017』を観た

変態アニメーション2017公式ホームページ


上映期間終わってしまいそうだったのでヒューマントラストシネマ渋谷で『変態アニメーションナイト2017』観てきた。8月の終わりに、しかも昼中に短編アニメーションの特集上映を観に行くとなると広島アニメーションフェスティバルに参加しているような気分になって愉快だった。個人の妄想からなる排泄物(いい意味で!)のような短編アニメーションを頭から浴びるように見たあと、暗く涼しい上映ホールに慣れた身体には明るすぎ暑すぎ蝉の声がうるさすぎるホワイトノイズのような外界に出ていくあの感じ。

今回のラインナップのなかではひめだまなぶ『レッツコリツ』、リリ・カレ『ジル』、ダナ・シンクの一連のボールシリーズなどがよかった。とくにダナ・シンクの作品のしつこさ。どういう情熱がああいう作品をあれだけ作らせるのか。

ちなみにダナ・シンクの作品の最後にfreesoundのサンプルを使ってるというようなクレジットがあって、あれなんだろうと思って作家のサイトを見たりしてみたら、freesoundのdownloaded_listページを示して権利表示がわり(?)にしてるようだった。


『日本のいちばん長い日』の1967年版と2015年版を観た

映画『日本のいちばん長い日』公式サイト


WOWOWで連続放映されてたのを録画して二晩に分けて観た。先に観たのは1976年の岡本喜八版で、クーデター決起にいたる帝国陸軍将校の常軌の逸しぶりには映画なのを忘れるくらい興奮したけど、2015年版は青年将校たちにかなり幼い印象の役者をあててあってかなり印象が違った。阿南役が役所広司なのも含め、あんまりマッチョ感のない帝国陸軍だった。他方2015年版は昭和天皇と宮内庁の描写が多くて、これはこないだ観た原田眞人監督の前作『駆込み女と駆出し男』の駆け込み寺との共通性(政治的な無風地帯の間の抜けたムード)を感じた。


川端裕人『The S.O.U.P.』を読んだ

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川端 裕人
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とある事情で預かっていて、帰省の移動中に読む小説を探していて手に取ったので読んだ。2001年発表の小説だそうだけど、SF描写も作品としてもあまり古くさく感じず面白く読んだ。対立する3つの要素というのがモチーフとして作品のなかで何度も語られ、テーマの配置としてもいくつも重ねられていて見事なんだけど、僕には「ハッカー文化 - SF - ファンタジー」の三角形のバランスが新鮮で面白く感じた。インターネットワームと指輪物語における竜である長虫(ワーム)が重ねてあり、もともとインターネットワームが指輪物語由来なのかなと思ったんだけどそういわけではないみたい(むしろSF由来らしい)。

オンラインRPGの描写は2000年前後のEverQuestとかを参考にその延長上に考えられる未来のファンタジーRPGを設定して(というか具体的にはどういうインターフェイスなのかをごまかしつつ)書いたんだろうけど、2017年に読むとわりといまどきのVRゲームの描写とほとんど変わらないように読めてそこも興味深かった。


小型タッチパッド付きBluetoothキーボード

タッチパッド搭載ワイヤレスBluetooth(R)キーボード - TK-FLP01PBK


GPD Winで使うように前から気になっていたBTキーボードを買ってみた。折りたたみ型の携帯用BTキーボードなんだけど、タッチパッド、それもキートップくらいの大きさの極小のやつがスペースキーの隣についてるやつ。

まだ使い始めたばっかりだけど、キーボードとしては折りたたみの都合で本来「B」キーがある位置に長めの「V」キーがあってあれっと思ったりするけどまあまあ普通で、普段使ってるのと同じJISキーボードなので頭を切り替えなくてすむのもいい(GPD Winは外付けも強制的に101になるのでドライバを入れ替えた)。タッチパッドもとりあえずポインタを動かすという用途では問題なく使える感じ。タッチパッドがあまりに小さくドラッグ操作が不可能なため「Fn」キーを押すと左ボタンプレス状態になるとか、タッチパッドの右隣に右ボタンクリック/ドラッグ用のキーがあるとか、がんばってる感じもほほえましい。ただここまでやっていてホイール操作(スクロール)には対応してないのは残念で、これもドラッグと同じようにどこかのホットキーを押しながらのパッド操作でホイールのエミュレートになってくれるとよかった。

あとは強いていうとBTペアリングモードのキーバインドがなぜか「Fn + Tab」という比較的押し間違いやすいもので、ウインドウ切り替え(Alt + Tab)のつもりがFn + Tabを押しててキーボードが反応しなくなる、ということがすでに何度かあった。


戸田誠二『スキエンティア』を読んだ

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SF仕事がらみで読んだ。とてもよかった。スキエンティアはラテン語“scientia”でscienceの語源か。

どの話もよかったけどやっぱり第1話「ボディレンタル」かな。ありがちな話だなとも思うけどぐっときて涙ぐんでしまった。もはや「若者を導いてみらいを託す話にぐっとくる年代」ということを認めざるを得ないな…


『たのしいおまつりやさん』を新幹線でつくった


前も書いた新幹線車内で知育菓子をつくるやつ。新作のお祭りの食べ物(とうもろこし、フライドポテト、りんごあめ、チョコバナナ)が作れる『たのしいおまつりやさん』を5歳児とつくった。製法が凝りに凝っていて新幹線車内で作るのには向いてなかった…フライドポテトを入れる袋を作るのにはさみとのり(かテープ)が必須だし。



GPD Winで仕事する

今年の帰省は滞在期間が短かかったのでMacBookProは持って行かず、ためしにGPD Winと携帯Bluetoothキーボードだけを持って帰ってみた。過去iPadやAndroidタブレットなどをパソコン代わりに持って行って仕事をしようとして何度も挫折してきたんだけど、GPD Winに関してはけっこうこれでいいじゃんという感覚があった。やった作業はGoogle SheetをChromeで開いてテキスト編集とかなのでこれだったらAndroidとかでもよかった可能性もあるけど、「マルチウインドウのデスクトップ環境」には、iOSやAndroidにはない「職場感」があって仕事する気になるのかもしれない。ただ実際にはBTキーボードだけではだめで、快適なポインティングデバイスも必要だなと思った(マウスは帰省先にあったのを借りて使った)。