マーティン・マクドナー『スリー・ビルボード』を観た

映画『スリー・ビルボード』大ヒット上映中!


スイートなおとぎ話『シェイプ・オブ・ウォーター』と好対照の胸を焼く強い酒みたいな映画だった。映画らしい決着があるわけでもなく、感情移入もしにくい作品だけど、取り返しのつかない過去への後悔と無力な現状への憤りを背負う登場人物たちがその愚かさにおいて身を寄せ合うというラストは、解決不能な問題をにらみ合う現実の自分らにもつながるぎりぎりの境地なんだろう。