第10回 恵比寿映像祭「インヴィジブル」を見てきた

第10回 恵比寿映像祭(2018)


見てきた。恵比寿映像祭開催のタイミングがいいのかわりと毎年見れてる。今年はマルチスクリーンや迫力ある音響でスペクタクル! という感じの作品がすくなくて、密やかな感じの作品が目立った印象。

これまで何度かの展示を見逃し続けてた青柳菜摘『羽化日記』がようやく見られてよかった。見上げる位置に展示された昆虫観察の機材が整頓されたアクリルケースが、まるで自分が飼育ケースのなかの昆虫から、見上げた学習机の引き出しの中身を透視している視線のように思えて、『黒い土の時間』にも通じる感覚があった。

あとラファエル・ローゼンタールのレンチキュラー・ペインティングシリーズの展示があって、作品もよかったんだけど、ラファエルの作品の起点にあるインターネット感が「うつろいゆく無情の世界」と表現されていて、これはいわゆるポストインターネット的な世界観についての表現としていままで見たなかで一番納得感があったし、たしかにその感覚をラファエルは作品化しているように思った。