『Asian Art Award 2017 supported by Warehouse TERRADA – ファイナリスト展』を見た

「Asian Art Award 2017 supported by Warehouse TERRADA – ファイナリスト展」


見てきた。谷口さんの作品を見るのが目的だったんだけど、他の作品もおもしろく見た。

大賞だという山城知佳子さんの『土の人』映像作品っていうか映画なのでは…と思って見ていたら腰掛けだと思って座っていた箱がマルチチャンネルのスピーカーで、足下からのうめき声を鑑賞者が感じながら(というか、踏みつけながら)観る作品になっていてなるほどと思った。山本高之さんの『Lie to Me』もおもしろくて、ていうかタイトルの通りおそらく「自分(カメラ)にウソの自己紹介をしてくれ」というようなお願いをして収録した市民の映像を編集した映像作品なんだけど、「ウソ」という行為のネガティブなイメージを解きほぐしてくれるようなピースフルな作品であり、演劇性というのかな、ひとがかりそめにフィクションをはらむときの身体の反応みたいなものが映されていて目が離せなかった。

VimeoTakayuki Yamamoto
山本さんの映像作品ほかのもおもしろそう

谷口さんの『何も起きない』はゲームエンジンで「『何も起きない』の世界」が作り起こされて動作している、という作品で、僕なんかが見るとどうしてもゲームのこととかを考えてしまうけど(室内の作品には『ルーマニア203』とかを思い出した)、そこをよけても考えしろの多い作品でおもしろく見た。contact Gonzoもファイナリスト展の並びのなかでの乱暴さが痛快でなんかよかった(小銭がなくてガチャは回せなかった)。

Tokyo Art Book Fairもちょっと見ようというもくろみだったんだけど、寺田倉庫は施設の性質上人が殺到すると破綻する、というのが先にこっちを見たことでよくわかったので(エレベーターが人間を各階に効率的に運ぶようにできていない)、大変なことになってる行列だけ冷やかして帰った。