ロイス・ローリー『ギヴァー 記憶を注ぐ者』を読んだ

ギヴァー 記憶を注ぐ者 | 新評論


こないだ観た映画版がどういう作品なのがどうにも腑に落ちないので、原作を図書館で借りて読んだ。なるほどこれは確かに児童文学としていい作品だし、これを図書館で見つけて読んだ小学生や中学生が「こんなの初めて読んだ!」と興奮する様子も容易に想像できる。検索で探した記事を読んでいた段階ではあまりの高評価とファンの熱心さに正直なにかの宗教なりセミナーのたぐいと関係のあるものなのかと思っていたんだけど、そういうわけではなかった。いろいろ見た評価のなかに「ミヒャエル・エンデ『モモ』みたいな…」という形容があってこれが一番腑に落ちたんだけど、作品のテイストは違えどその衝撃的な物語(とわかりやすい寓話性)によってなにかの扉を開けられた少年少女がたくさんいたんだろうなと。

しかし原作読んだ後に振り返ってみて、あの映画ではだめなんじゃないのかな… 映画版もそんなに評判悪くないみたいなのが不思議。