谷口暁彦 個展「超・いま・ここ」トークイベント『ディスプレイをめぐって』を聴いてきた

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個展を観がてら谷口さんとHouxoQueさん、永田康祐さん、山形一生さんとのトークイベント『ディスプレイをめぐって』を聴いてきた。個展は谷口さんのこの10年の発表作品のなかから鑑賞者の「いま」や「ここ」を攪乱する「ディスプレイ」にまつわるもの、というテーマを軸に選ばれた作品の展示ともてあますほどでかいA2版のハンドアウトによる自作解説(丸めて持ち帰る用輪ゴムも配布されていた)とおなじみ谷口アバターのかっこいいシールで構成された楽しげな空間になってて、トーク前のちょっとしか鑑賞できなかったのが残念だった。展示されたなかではいちばん古い作品である『Jump From…』は当時見てけっこう衝撃をうけたものだったので、あらためて触れてよかった。

トークイベントは近作で「ディスプレイ」を作品の中心に据えて制作を行う、いわば「ディスプレイ派」の作家を集め(この作品傾向は日本に目立つのだという)、その問題意識の違いや共通点を探るという意図があったそうで、興味深くも論点は発散したという感じだったんだけど、語られた問題意識の一部(Queさんのディスプレイの中に入りたいけど入れないというアンビバレントや、永田さんの認識と現実のコンポジションの齟齬に関してなど)はVRやMRのような技術で別の展開がありうるようにも思えたのだけど、そのような制作には関心があるのか、ないとすると(なさそうな気もするんだけど 山形さんはSeeing Things展でVR作品を出してたかな)それはなぜかというのは聞いてみたかった。