『TIME LOCKER』

TIME LOCKER - Shooter Game

ちょっと前に話題になっていたF2Pのスマートフォン向けシューティングゲーム『TIME LOCKER』のAndroid版が公開されたのでプレイしてみた。ゲームのトーンや演出にコンシューマゲームよりWebスペシャルコンテンツ全盛期のFlashぽさが随所に感じられて、開発者のotsukaさんはソーシャルゲーム系の会社からドロップアウトされたとインタビューで読んだけど、もともとはFlash畑(もしくは、Flashコンテンツの表現に魅了されていた)方なのかな。今だと逆に新鮮な感じ。

画面構成や展開は縦スクロールシューティングにかなり近いんだけど、画面スワイプによるプレイヤーキャラクターの操作に合わせて敵キャラクターも動くという特殊なシステムが特徴のゲーム。ちょっとローグライクっぽくなってるのかなというのが予想だったんだけど、敵や地形、ドロップアイテムのランダム性はあるものの、手を止めて次の展開を予測しながら動きを決めるようなプレイにはなりにくく、結局は力押しの一手というゲームのような気がする(まだ高次面に進んでないので先は変わってくるのかもしれない)。おそらくローグライクにしようという意識はあるはずでシューティングが始まる前のロビー部分の作りにはそういう方向性を感じるし、「自分が動くと時間が進む」というコンセプトの元になっていると思われる『SUPER HOT』にもローグライクの詰将棋的なプレイ感覚があるんじゃないかと思うんだけど(未プレイなので想像)、ローグライク的なスルメゲーというよりは短いプレイ時間で爽快感を得られる方向にチューニングされたのかな。

実際にプレイしてみて思ったのは、プレイヤーがスワイプしている間だけゲームプレイが進行するというこのゲームのシステムは、ゲームのルールというよりも、「自分のテンポでプレイできる」という自己帰属感に奉仕するものなんだろうということ。サウンド面の演出もそうなっている。それはそれであるというか、スマホゲームはボリュームを調整するみたいに、ゲームスピードを無段階調整できてもいいものなのかもしれない。

あと思い出したのは『キングスナイト』で、「シューティングRPG」というコンセプトをローグライクに寄せたメカニクスでリメイクしたようなゲームもありそうだなと思った。