模造クリスタル『ゲーム部』1〜4巻を読んだ

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同人ゲームをつくる高校の部活を舞台にしたアニメ(『ステラのまほう』)が始まったというのをどっかで見て、そういえばと思い出して『ゲーム部』の電子版をメロンブックスで買って読んだ。『ゲーム部』はサークル(でいいのかな)「模造クリスタル」の同人誌シリーズでもとはコミティアで発表されてるもの。以前コミティア帰りの沢村氏に読ませてもらっておもしろかったので買おうと思ってた。いまのところ10巻まで出てるけど、とりあえず4巻まで。

ゲームでただ遊んだり簡単なものを作ってみたりする部活動『ゲーム部』の部員たちの日常(とそれぞれに病んだキャラたちの闇)を描くゆるいギャグ漫画なんだけど、漫画にでてくる(架空の)ゲームのディテールに奇妙なリアリティがあって、そこが楽しい。フィクションに登場する架空のゲームにありがちな「なんとなくそれらしく描いてあるけどどういうゲームなのかあんまり考えてない風のゲーム」とか「いかにもツッコミを入れられるようにあるある要素が用意されたクソゲー」とかいった雑さがなく、「ゲーム(とくにコンソールゲーム)ってこういうところあるよな」という自然さがこんなオリジナリティのある形で描かれたものってあんまり知らない。ちょうど『ダンジョン飯』が「ゲームに登場する(不自然な)ファンタジー世界」の「自然なあり方」を描くことに想像力を使っているのと同じように、『ゲーム部』では「ふつうのゲーム」の「ふつう」さに想像力がそそがれている。

まあそういう面倒な思い入れは置いておいても面白い作品なので読むとよいと思います。