安宅和人『イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」』を読んだ

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
安宅和人
英治出版
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手に取るまで完全に訳書なんだと思ってた。ジャケットの印象かな。

研究者や技術者のひとにわりと評判よいようだったので読んだのだけど、たしかに腑に落ちるものがあった。「イシュー=答えを出す価値のある仮説」を見つけるのになにより時間をかけるべきで、あとはイシューを分解する過程ですべてが決まるのだと。仮説が定まっていれば実際に研究や調査を行う前に「このような結果が出る(はず)」という分析のビジュアルイメージ(著者の言う「絵コンテ」)が描けるはずで、極端な話結果のグラフを書いてから実際にそのようになるかを検証すべき(結論ありきでデータを集めるということではなく、仮説が違っていたらそれも価値とすることを前提としたうえで)というのがおもしろかった。