gallery αM『パランプセスト ―記憶の重ね書き vol.7 青野文昭」を見た

vol.7 青野文昭 Fumiaki AONO | gallery αM

浜辺に流れ着いたり道端で拾った廃材や家具をつなぎ合わせ、もともとそうであったかのように「なおす」という手法で作品を作る青野文昭さんの個展。3.11に合わせての企画で東日本大震災の津波で流れた素材を使った大きな作品が多かった。実物を近くでみると色んな意味ですごくて、「恐い」という感情を強く感じた。なんだろう、津波の被害を生々しく感じるみたいなのもあるんだけど、タンスとか机とかいった本来なめらかな平らな面を持つはずの製品がちょっと有機的なメタモルフォーゼを経て他の素材(鉄とかプラスチックとか)と接合してることの気持ち悪さなのかなあ。レタッチソフトの「コピースタンプツール」とかスティッチングツールによる自動補完みたいな「自然な不自然さ」みたいなのもあった。この恐さがどこからくるのだろうかとまじまじと見てしまった。