あたらしいBCCKSエディタでだれでも「本」が作れるようになりました

Editor

■ようやく、というほかないのですがようやく、長らく開発していたあたらしいBCCKSで本を編集・出版するためのブラウザ上エディタを一般リリースしました。6月の発表会でのロードマップからはやや遅れつつも、無料ユーザーがだれでも本を編集・発行でき、そうして出版された本をだれでも好きな方法で快適に読むことができる、というあたらしいBCCKSのサービスのコアが立ち上がったことになります。今後も有料出版機能とかプリントオンデマンド機能とか進めていて間に合ってない機能はたくさんあるのですが、ひとまずいろんなかたに本を出版してみていただければと思います。

  • http://bccks.jp/
    • BCCKSのサービス概要はこちらのFacebookページがわかりやすいです
  • 本づくりの参考書
    • BCCKSエディタで作れる本のフォーマットの紹介や、編集のヒントをまとめた本です。
    • BCCKSエディタをはじめて使うさいに参考になるように、この本は自分の書斎でコピーして編集データをのぞけるようになっています。発行された本と見比べて参考にしてみてください。
  • BCCKSでの本の作り方ムービー
    • BCCKSエディタの使いかたをまとめた動画です。やや長いですが、エントリ単位の文章の編集やジャケットの作りかた、発行までの操作を順を追って紹介しているので、エディタの使いかたがよくわからないときは観てみてください。

■僕はWeb用リーダーに引き続きエディタのJavaScriptによるUI一式と編集関連のバックエンドの開発を担当しております。いま世の中にある電子書籍出版Webサービスの多くは(たぶん)ブログエンジンベースで、各ページの編集はいわゆるブログエントリーを執筆するのとほぼ同じUIが採用されていますが、BCCKSではより「編集」という作業にフォーカスするために、むしろTogetterStorifyの編集画面に近いアプローチで、テキストや画像のエレメントを並び替えたりスタイルを変えたりしながらプレビューページを自分の意に沿うよう変化させていく編集作業ができるエディタUIを果敢にもゼロから構築しました。エディタ画面をみてただけるとわかるのですが、今後エディタ右端に検索ペインが追加され、twitter、facebookほか自分の他サービスコンテンツや、転載許諾されたBCCKS内のエントリを本に自由に取りこめるような仕組みを導入してく予定です。

これまでのBCCKSには直感的に操作できるという意味では非常に優れたエディタがあり、それと比較して今回のエディタに違和感がある方は多いでしょうし、通常のブログエディタのようにテキスト修飾や画像挿入が自由に出来たほうが楽だという意見もありそうで、もちろんBCCKSとしてもこれ以外ないと考えてるわけでもないのですが、縦書きベースのリフローコンテンツをWeb技術で直感的に編集するUI、というのは世の中的にもかなり前人未到で、すぐにでき上がったりしないだろうなとも思っており(最終的にはInDesign on Webでいいのかもしれませんが、縦書きのインライン変換をはじめとする技術的な難関もふくめ開発パワー的に無理なので、今回はとにかくInDesingを目指したら負け、というスタンスで進めております)、ひとまず形になってある程度快適に使えるエディタを仕上げたのでいろんな人に触れていただいて意見をいただければなーと。個人的には先行モニターとしてつかっていただいた suge™ さんの「はじめてHTML覚えて、emacsで書いてはブラウザで確認って繰り返してwebのレイアウトをちまちまいじってた頃の楽しさがある。」という意見に共感しつつ、やや手間はあっても手をかけたデータが「発行」される小気味よさを伸ばしていけたらいいなと思っています。

ちなみにjs的にもDnD API / File API / FormData Post / textareaダイナミックハイライトなどなど、できそうなことはなるべくつっこんだ感じのつくりになっておりますので、試しにでも触っていただけるとうれしいです。